風邪の効用2|広島らくしんかん整体
風邪を引いてしまった。
野口晴哉先生は、身体が敏感なら宵越しの風邪はひかない、
と言われるが、自分は不肖ながら今回は1週間近く要している。
自分の体癖のせいか、
風邪をひくと、比較的お腹にくるケースが多い。
下痢をし続けるならいいが、逆に下痢ができなくなりお腹のなかで
溜め込むと、お腹が張って非常につらいし、時間もかかる。
今回は幸いにも、お腹に来ずに上の方にきたようだ。まずノドに来た。
この手の風邪の引き方は自分にとっては比較的ラクな引き方だ。
ただセキでゴホゴホ、鼻ジュルジュルになるので周囲は不愉快かもしれない。
ただ、今回はノドから気管支にきたようだ。
小さい頃に気管支喘息にかかり、今も数年に一度は激しく咳きこむ。
今回も4,5日前は就寝前は、かなり咳き込み少し苦しかった。
咳き込みがおさまると、次は鼻水と痰に変わり始めた。
痰は濃い膿がでてきる。痰だけでは間に合わないのか、
鼻からも膿が出て、まるで蓄膿になったみたいに、膿がどんどん出てくる。
おそらく、気管支で何か悪いモノを出そうとしていたのか、
インフルエンザかの何かの菌を、気管支でシャットアウトした結果なのだろうか。
二日ぐらいで膿の濃さが薄くなるとともに、痰もおさまってきた。
足湯をしてみると、右足がなかなか赤くならない。
からだにも偏りがあったのだろうか。右足が鈍かったのだろうか。
肝臓も草臥れていたのだろうか。
咳き込みが激しい三、四日前は頭が働きが鈍くなったような感じだった。
書類や本を読んでも頭には入らないし、集中力がすぐ切れる。
最近では、眼の疲れが気になる。
ひょっとしたら、これまでの眼の酷使が、今回の風邪に繋がったのだろうか。
この風邪の経過にはもう少しかかりそうだ。
今しばらく自分の身体内部と向き合い続けよう。
(おわり)