腰痛の原因と腰の特性をさぐる|整体&健康塾らくしんかん(広島市中区)
前回は腰椎には5つ骨があって、
それぞれが一定の運動系に特徴があるということを説明しました。
今度は、同じく腰椎5つの骨に身体の機能に特徴があることを説明します。
簡単に説明すると(身体運動・影響が強い身体機能・行動特性)
・腰椎1番:上下運動・頭と神経系・考える
・腰椎2番:左右運動・消化器系・食べる
・腰椎3番:捻転運動・泌尿器系・勝負事やがんばり
・腰椎4番:開閉運動・骨盤や生殖器系・本能
・腰椎5番:前後運動・呼吸器系・歩く走るなど動く
ごく大雑把ですが以上のようになります。
野口整体の野口晴哉先生は、これら5つの腰椎にはそれぞれ運動や機能系に
特色がでて、この特色から性格や行動様式まで特徴づけられ、ある意味個性というものが
でてきます。これらも含めて、さらに集大成したものが”体癖”と言われています。
”体癖”は人間理解のうえでは重要な手がかりになりますが、非常に難しいので
ここでは省略します。腰椎という骨ひとつひとつに秘められた特徴があることを
知っていただければ幸いだと思います。
これらの腰椎のどれかが草臥れたり、異常な状況を起こすと腰痛だけでなく、
いろいろな身体症状が浮き上がってくるという事もあります。
ですから腰椎は腰の骨ということもありますが、腰だけに関係するのでなく、
人間が生きていくうえで、さまざまな影響を及ぼしていることも知る必要があるのです。
(つづく)