認知症と腰の関係|整体&健康塾らくしんかん(広島市中区)

以前、老人ホームやグループホームへお邪魔して出張体操教室を

行ったことがあります。

 

今や多くの老人施設は、ベッドに椅子という生活様式になっています。

利用する側も足腰も弱って、特に膝が動かない時は椅子やベッドのほうが寝起きに便利だし、

管理する施設側も都合が良いという事もあるのでしょう。しかも車椅子も使えて移動も容易だし

施設職員さんの床に座ったり立ったりの負担も少なくなることもあるからでしょう。

 

ただ前回紹介しましたが、

この椅子の背もたれの使い方を間違えると

どうも認知症をひどくさせるのではないかと見ています。

 

残念ながら弊処は大学や調査機関ではないので、そこまでの豊富なデータを持っていません。

 

しかしながら、老人福祉施設に訪問して一緒に健康体操をしていると、

相当の割合で認知症の人たちと向き合う事があります。

認知症の多くが車椅子に座ったまま行うケースがあり、その車椅子の背もたれに背中や

首が倒れたまま、こちらには気付いてくれないということがよくあります。

 

利用者さんの意識のうえでは幾らか認知しているかもしれませんが、

腕、足での運動や行動はもちろん、ほとんど顔の表情にもこちらへの反応が出てこないので、

体操を行っている講師側としては、反応が無い分むなしい気分にさせられます。

 

さらに、比較的しっかりしていた利用者さんも、

足腰が弱ってきて施設側の配慮からか、ある時から車椅子に座っての参加となったのですが、

最初のうち元気よく手足を動かしてくれていたのですが、数カ月も経たないうちに

反応が鈍り、やがて手足も動かなくなり、終始車椅子の背もたれにもたれかかって居眠りをしたり、

毎週来ているのに「あんた誰?」言われると思うと、挙句の果てに無反応になるといった

認知症が急速に進んでいるのを間のあたりにしました。

 

これだけでは椅子の背もたれに依存しすぎると”認知症”がすすむとは言えませんが、

他のところでも似たり寄ったりの光景を目にしました。

 

背もたれに背中を預けるということは、言わば寝ようとするのと一緒です。

列車やバスの座席でもそうですが、背もたれがあるから居眠りができるのです。

背もたれに寄りかかり過ぎると半分寝たような形になり、頭が働きにくくなるのです。

それが日常的になると、どんどん頭が働きにくくなって、認知症が進むのではないかと

思います。

 

ではどうしたら良いのか?

弊処での提案としては”正座”もしくは”座禅座り”が認知症の進行を防ぐカギがあるのでは

ないかと思っています。要は”和の生活様式”ですね。

これについては次回展開したいと思います。

(つづく)