自分deできる整体&健康生活|広島らくしんかん整体 ”熱中症対策・2”

前回は熱中症対策・1として

”頭のてっぺんを冷やす”ことを紹介しました。

 

野口整体では、身体を冷やすという事は少なく、ほとんどが温めていきます。

例外として、ヤケドをした時と、この”頭のてっぺん”を冷やすことに用いていきます。

 

この”頭のてっぺん”のことを野口整体では”頭部第3調律点”と言っています。

しかし、ここでは専門用語はあまり使いたくないので、単に”頭のてっぺん”としておきます。

 

じゃ、同じ頭でも、なぜ後頭部を冷やしちゃいけないのか? と言われます。

以前、よく風邪をひいて熱をだしたときに、水枕や氷枕を頭の下に敷いて寝ていたことが

あるかと思います。実際には後頭部や首にあたっていますね。

 

後頭部は人間が生きていくうえで大事なコントロール部分です。

とくに延髄がそうですね、神経や筋肉、脈拍、呼吸などの不随運動もここでコントロールしています。

昔、テレビの時代劇で「必殺!〇〇人」というシリーズがあったかと思います。

後ろから忍び寄って”畳針”で後頭部を突き刺すと、相手はほとんど抵抗できずに即死してしまう。

そういう大事なところなのです。

 

もうひとつ、人間は鈍くなっていけば、その場所が麻痺していきます。

つまり感覚が鈍くなって、感じなくなってしまい、鈍感になることです。

 

よく打撲した時に、冷やすことがあるかと思いますが、

あれは痛みという感覚を鈍く、麻痺させて痛みを減らすという意図があるのです。

何も感じなくなったら最後は”死ぬこと”になります。

つまり”死ねば”何も感じませんね。

 

つまり後頭部や首を冷やせば、鈍くなり感覚がマヒするだけでなく、

血行も当然悪くなります。首は心臓と脳との血液のやりとりをする重大な役目も

果たしています。ここの血行を悪くして滞ることがあれば、頭だけでなく身体全体

いいことありませんね。

 

だから、後頭部と首は冷やさない方がいいのです。

逆に後頭部と首はむしろ温めた方がいいのです。

 

話しが、いきなり脱線しましたが、

夏場は、呼吸器だけでなく、皮膚も開き、身体の循環もよくなって腎臓の働きも活発になります。

 

体内の温度があがれば、汗という水分を皮膚から出すことで

体内温度を下げようとします。それに必要なのは言うまでもなく水です。

当然ながら、夏場の水分補給はどうしても必要なのです。

水が無いとどうにもなりませんよね。

 

汗を出させる大事な原動力は、循環器の要所である”腎臓”です。

体内の温度があがれば、腎臓ががんぱって体内の水分を皮膚などから出して

温度をさげようと仕向けます。言わば体内のラジエーターの役割をもっているわけです。

 

腎臓に負担がかかりすぎると、ラジエーターの役割にも無理がかかり

汗がうまく出せずにオーバーヒートの状態に至って熱中症などのトラブルに至る

原因になってしまうのです。

 

”頭のてっぺん”は腎臓ともつながっています。同時に心臓や肛門、足の裏につながっています。

ここを冷やすことで”腎臓のオーバーヒート”を未然に防ぎたいわけなのです。

 

とにかく冷やせば良い!ということで、頭に”氷水”を置くと温度差で

出てくる汗を引っ込めたり、頭が緊張して堅く痛くなったりすることがあるので、

極端なことはしないほうが賢明です。

 

”足の裏”も腎臓と大いに関係があります。

腎臓や脚が疲れてくると足裏が火照って、夜寝れないことがあります。

こういう場合は、思わず足を水に浸かりたくなりますが、足は冷やさない方がいいのです。

腎臓を壊すことにもなりますし、冷えによる弊害がでてきます。

”頭寒足熱”とは、よく言ったもんだと思います。

 

足が火照る、脚がだるい時は、以前におすすめした

壁に脚を立てかけるなどして足裏を伸ばしたり、足を腰かけに載せるなどして

足上げをすると、足の火照り感がやがてなくなって、足が気持ち良くなってきます。

 

人間の身体には体温を一定に保つようにできています。

再度、腎臓はそのラジエーター役を担ってバランスを保とうとしています。

しかしながら、体調のバランスが崩れて、ラジエーターに無理がかかると

熱中症だけでなく、いろいろな身体のトラブルの原因になってくるのです。

 

どうかその点を頭に入れて、この夏を快適に過ごされ愉しんでください。

(つづく)