自分deできる整体&健康生活|広島らくしんかん ”身体の平衡バランスと熱中症”

前号では「腎臓」がラジエーターの役割を果たして、

この猛暑下、たまった体内の熱を”汗”という水分にして排出することで

体内の温度を下げて”調節”していることをお話ししました。

 

”調節”というのは、

ある意味”バランス”つまり”平衡を保つ”ことでもあります。

 

人間には、二足歩行や、モノを見たり、聴いたりするときなども

さまざまな平衡能力を意識的あるいは無意識的に使って、

凸凹の道を歩いたり、読書で細かい字や遠くの景色を見たり、雑踏のなかで人の声が

聞きわけることができるのです。

 

ところで、この”平衡”というのは、何か身体で異常事態が発生すると

これを通常の状態に戻そうとする役割もあります。

 

しかし、この”平衡”ですが、

当然ながら人によっても差がありますし、

その当の本人であっても、その時によって変わっていくことがあります。

 

一般的なことになりますが、

若者と、年配者・乳幼児と較べると、若い人の方が平衡バランスの能力が

すぐれています。逆に小さな子供になると身体の機能が発達途上ということも

あって未熟なとこともあります。年配者に至っては、身体の弾力を失い衰えていくこともあって

平衡バランスの幅がどんどん小さくなってきます。

 

同じ異常事態を感じても、若い人にとっては何でもなく平衡能力が勝手に働いて

通常に戻ったとしても、年配・乳幼児になると自身の平衡能力の働きの幅が小さい為に

通常に戻れない時があります。

 

もうひとつ、同じ人であっても、その日・その時の体調や身体条件によって

身体の平衡能力に大きな負担を最初から背負って、いつも起こっている異常事態に

対応しきれないこともあります。

例えば、夏風邪をひいた、寝不足など、朝起きていつもと調子が違うなぁ~と

感じたときには注意が必要です。

 

本人の問題もありますが、体調の良い時の感覚を日頃より自分自身で敏感に感じとる

必要があります。そのなかで、朝起きたときや、その時に違和感を感じたら要注意です。

その時は可能な限り、炎天下での外出や作業は最小限にとどめ、さらに異常を感じたら

すぐに水分を補給できるよう水筒を携帯したり、涼しいところで休養するようにしましょう。

 

大事なポイントですが、屋内でも炎天下での外出や作業にかかわらず、

”汗が出きってしまって身体が火照りだした”、”息があがりだしてきた”

これは脱水が始まっており、身体の熱が発散が難しくなってきています。

つまり熱中症の兆候です。速やかに水分補給と休憩のタイミングです。

 

頭が痛くなる、目まいがする、クラクラと目がまわる、といった状態も要注意です。

作業をしていれば安全な場所に速やかに移動し、水分補給に涼しい処で休養する必要があります。

 

これは本人の感覚次第になります。

本人の感覚が鈍かったり、注意すべき感覚になっても

そのまま強行すると、どんどん事態が深刻になってしまいます。

 

他人だと、そういった微妙な感覚の変化に気づくことは至難だと思います。

何かあれば本人からスグ申告できるように、意思の疎通を良くしておくことが

必要です。身体の変化に気づけるよう観察眼を養うことも必要になります。

 

いずれにせよ、

本人にせよ、他人でも今日は”ちょっとおかしい”と感じたら注意すべきです。

(おわり)