肩胛骨のはなし②-身体運動の交差点としてー広島らくしんかん整体

「肩胛骨のはなし」を続けていきます。

 

肩胛骨の動きと周囲の関連性をみていきましょう。

理科室にある骸骨の模型ではありませんが、肩胛骨は肋骨の動きにも関連しています。

肋骨の表側は胸骨、裏側には背骨である脊椎にも関連しています。

 

肩胛骨を裏側に、さらに肋骨を両側にして肺という呼吸器を包み込んでいます。

左右の肩甲骨の真ん中には脊椎がありますが、これが胸椎1番から7番くらいまでが関係しています。

骨格図を見ると胸椎の一番上の胸椎1番・2番は肩甲骨よりも上位にありますが、

ただ、肩胛骨の上端は肩鎖関節、鎖骨を通して胸椎1番・2番に繋がってきます。

 

今回詳しくは書きませんが、背骨の椎骨とその周辺は、身体の臓器などの働きをコントロールする

役割を担っています。胃・腸・肝臓・心臓などの臓器がそれぞれの働きをする実行部隊に対して、

背骨はその働きを示している配電盤みたいなものでしょうか。

よく発電所のコントロールセンターで、複雑な配電盤を係員がモニターしているのを見たことが

あると思いますが、背骨の椎骨と周辺はその働きがあると思えば、整体の考え方で今後の理解に

役立つかと思います。

 

肩胛骨は、先の肺をはじめとする呼吸器だけでなく、

胸椎1番から7番まで、眼などの働き、腕の運動、呼吸器、胃や肝臓などの消化器、

心臓や脾臓など循環器や、自律神経や心理的なものまで、背骨は、さまざまな役割を担っています。

 

屁理屈ぽっいかもしれませんが、

肩胛骨の動きが悪くなると、肋骨の動きも悪くなるし、当然脊椎にもいい影響を及ぼしません。

そうなると、単に息苦しいなどの呼吸器系統の問題だけでなく、循環器や神経系統に、消化器まで

ロクなことにならないのです。

 

よく、忙しくなって背中を丸めて長時間同じ姿勢を続けると、

肩胛骨がカメの甲羅に感じて固まった感じを経験したことがないでしょうか。

そういう時は、何となく呼吸が奥深く入らず、鬱屈した感じがされたことがないでしょうか。

 

こういう時は、思わず両手いっぱい伸ばして背中を大きく開きたくなると思いますが、

これが固まった肩胛骨を動かそうとする本能的な役割です。

 

早い話、いかに肩胛骨を気持ち良く動かすことにかかってきますが、

次回は花粉症など、肩胛骨の動きが悪いと具体的にどんな状況になるかを

もう少し踏み込んでお話したいと思います。

(つづく)