肩胛骨のはなし③-体運動の交差点としてー広島らくしんかん整体

”肩胛骨のはなし”その3です。

ひとつだけ断っておきますが、

花粉症の問題ですが、

”肩胛骨”だけを何とかすれば解決するものではありません。

花粉症を考える時に”肩胛骨”の動きが関連しており、これを踏まえないといけないからです。

 

よく”花粉症”の症状と言えば、

鼻水が出てきて、ぐじゅぐじゅしてしまうもの、これが一番多いと思います。

風邪を引いても鼻水が出ることが多いのですが、そうすると花粉症は風邪の症状にも

似てないとは言えないと思います。

 

あと多いのは、眼がしょぼ、しょぼしたり、チカチカしたりするもの。

私も経験しましたが、皮膚が何かに反応してチクチク・ヒリヒリしたものもあります。

 

鼻水ですが、鼻の粘膜が乾いたりすると、乾燥を防ぐために却って鼻水を出します。

乾燥する鼻粘膜には、当然ながら鼻が異常状態に陥っています。

逆をたどれば、鼻と周辺の運動が上手くいっていないことになります。

もう少し言うと、頬骨と鼻陵との間にある縫合部が弛んでいないことが考えられます。

 

実は、頬骨は当然後頭骨にも繋がっていますし、

わかりにくいかもしれませんが、腰や肩胛骨にも繋がっています。

肩胛骨の動きが悪くなると、肩胛骨と肋骨の中にある肺の動きが悪くなります。

当然、呼吸も浅くなってきます。

 

皆さんは深呼吸をすると、

呼吸が深くなるとともに身体が弛んで、気持ちもリラックスされた経験があると思いますが、

呼吸が浅いままだと、まさに身体も弛まない、リラックスもできない状態になります。

そうすると、常に神経とくに自律神経は緊張モードとなってきます。

 

その自律神経に関係する背骨が、頸椎から胸椎の上胸部に比較的多くあります。

胸椎の上胸部というと、前号で説明しました肩胛骨から鎖骨、肋骨を介して胸椎部に

つながっています。

 

そうすると、当然これらの胸椎部にも過重な負担がかかるか、動きが鈍くなるかで

正常な働きができなくなってきます。

またこれらの胸椎部は、単に自律神経の調整だけでなく、腕の運動、眼・鼻、呼吸器に

心臓や脾臓などの循環器、胃や肝臓などの消化器とも関連していますし、胸椎部のうえの

頸椎部に至っては、頭への血行のほか、眼・鼻の調整機能とも大いに関係しています。

 

皆さんに経験あると思いますが、

寒いと思わず、背中を丸めて上の方に身体をすくめると思います。

この状態は肩甲骨が閉まった状態で上へあがってしまいます。さらには緊張状態です。

 

春に近づき暖かくなると、この肩胛骨が弛んで下がって、開いてくるようになります。

うまく左右両方の肩甲骨が下がって、均等に開いてくるといいのですが、

何かの拍子に上手く開かないと、自律神経や運動系の歪みが連携して鼻や眼にも響いて、

先の花粉症の原因をつくる状態になってしますのです。

 

原因である”何かの拍子”ですが、

頭の過緊張、神経の使い過ぎ、眼の酷使や、無理な姿勢を長時間続けるなどすると、

肩胛骨はすぐに緊張して固まってしまいます。

 

意外に、肩胛骨は無理なことをすると、堅さが表れやすい処でもあります。

そして、この肩胛骨が身体の運動の交差点よろしく、全体に広がっていきます。

以前お話した”身体三層構造”ではないですが、肩胛骨から後頭骨、骨盤にも関係します。

後頭骨は頭骨や、顔の骨にも繋がってきます。

 

ある処の歪みが、思わぬところへ波及し、それで以っていろいろな不快で

ややこしい症状に悩まされることになるのです。

 

ちょっとわかりづらいですが、

肩胛骨の動きが悪いと何故花粉症へ繋がるかを説明しました。

 

したがって、いかに気持ち良く肩胛骨を動き、弛ませるかですが、

これらの体操は以前”動画ブログ”で「肩こり解消」「肩胛骨を気持ち良く」のタイトル等で紹介済みです。

面倒くさがらずに、過去の動画ブログを検索してご覧になってください。

 

逆に早く何とかしたい方で、お近くの方は弊処の講座等に出られて実習することをお奨めします。

(おわり)