認知症と仲良くつきあう・4|整体&健康塾らくしんかん(広島市西区)

認知症と仲良くつきあう・4です。

以前までタイトルを”認知症と賢く・仲良くつきあう”としていたのですが、

長いので少し省略しました。まあ仲良くつきあうになればお互いが愉快じゃないですか。

 

今回は”手あて(愉氣)”です。

今後、シリーズで頭や首など、カラダのあちこちを取り上げますが、

ケアの方法は、すべてがこの”手あて(愉氣)”がベースになります。

ここで取り違えたり、誤解すると、あと全てが狂ってしまいますのでご注意を!

 

”手あて(愉氣)”と言うと、何だ「手をあてるだけじゃん!」と言われますが、

確かにそうです。しかし簡単そうに見えますが、お互いが愉快になり、相手の体に元気を

呼び起こし、さらにお互いの体が育てていくのが”手あて(愉氣)”の目的としたら、

これが結構難しいのです。

 

かと言って、力づくでやると受けている方が不快を感じますし、

手から摩訶不思議なパワーとかが出て、それで治すんだという神秘的なものとも違います。

とりあえず、気持ち良く手をあて、あてられていることに心地良さを感じる程度を目指したいと思います。

 

現実に、弊処でも”手あて(愉氣)”の実習をしますが、

慣れないと、どうしても手の指、手首、肘、肩などの力が抜けず、

押し付けたりして、相手に不快感を与えることが多々あります。

 

ここから”手あて”を”愉氣法”に変えて説明しますが、

愉氣法の最初の訓練法として”合掌行氣”という訓練法を行います。

訓練法といっても、いたってシンプルです。

 

まずは、静坐(正座)になって座ってください。

膝や足の悪い方は椅子に座っても構いませんが、静坐のほうが効果的です。

その訳は後日改めてお話します。

 

眼は半眼ですが、慣れないうちは軽く眼を閉じても結構です。

両てのひらを胸の前で合掌します。合掌した手の位置は、ご自身の鳩尾が弛む位置です。

鳩尾が堅いと訓練になりません。堅いと感じたら前回の邪気吐出法で訓練してください。

 

鳩尾が弛む位置で合掌する手のひらの位置を決めたら、次は両手のひらの間に”半紙”の薄紙が

一枚入るか入らないかの程度までの感覚をイメージして手のひらや、手首の力を抜いていきます。

ちなみに、手のひら同士をビシッといっぱいに合わせることは、今回は行いません。

 

次に、前回訓練した”呼吸”です。まず呼吸を穏やかに深くします。

そして、吸う息に添って頭のてっぺんから背骨を通じて、自身の腰まで息を通すイメージで

吸います。吐くときは両手のひらに向かって吐くようにイメージします。

 

数分くりかえすと、だんだん両手のひらの間が”ほわーん”と温かくなってきます。

この”ほわーん”と温かい手のひらの感覚が”愉氣”をすると、受ける相手も自分も気持ち良くなるのです。

まずは、この”ほわーん”と温かい感覚が出るまで、合掌行氣の訓練をしましょう。

 

呼吸が乱れたり、早かったり、イライラして頭が忙しくて鳩尾が堅いと、この訓練はできません。

特に時間に定めはありませんが、少なくとも数分はやっていただく必要はあります。

たった数分でも慣れないと、合掌している両手がだるくなってきつくなることもあります。

 

きつくなったら、肩や腕に力が入り過ぎていますので、いったん中断して小休止してから

やり直してください。そういう訓練を繰り返せば必ず”ほわーん”とした温かい手のひらになります。

やり方がわからない方は”弊処”のMy(貸切り)講座を受講されることをお奨めします。

 

この愉氣は、今回のテーマである”認知症”の問題だけでなく、

もっとも人間の本能である”手あて”を自然なカタチで訓練する根源的なものですから、

多くの方に実践していただきたいと切に願います。

(つづく)