捻じるー強いがキツイ運動ー|整体&健康塾らくしんかん(広島市中区)

人間何かにガマンを強いられたり、勝とうと、負けまいとすると、

身体も”がんばろう”と”捻じる”運動の態勢になってきます。

運動のなかで、伸びる、縮む、拡がるなどありますが、強いのは”捻じる”運動です。

例えば、糸や布をギューっと捻じると強く固まって、なかなか切れたり、解けないですね。

人間の運動も同じです。

 

人間も無意識に捻じることによって、がんばったり、堪えたりするのです。

ちなみに一度正座してから、お臍とお臍の真裏を中心にして左右に捻じってください。

捻れやすい方向と、捻れにくい方向があるかと思いますが、何かコトがあると

自然に捻じりやすい方向に捻じっていく習性があります。

 

しかし、捻じる運動が偏りすぎると厄介な問題になるのです。

腰が堅くなって壊したりするのも捻れ運動不全から来ることがありますし、

ウエストが太くなって寸胴に見えたり、腎臓の草臥れも捻れ運動に関係があります。

そういう意味で左右に均等でバランスのとれた捻じる運動をするのが大事なことです。

 

まず正座か、坐骨をきちんと床につけた座った状態でお臍とお臍の裏をつなげるラインを

中心にして左右に捻じってください。ここが身体の中心になります。腰椎3番あたりになります。

しかしながら、やってみると意外にも難しい。左右不均衡になったり、キツイと思います。

捻じる運動は、もともと”がんばる・辛抱する動作”なので体にとって自ずとキツく感じます。

少々長時間ずっとそのまま捻じると、じわっと汗も出てきます。

 

腰が堅い人になると、お臍とお臍の裏のラインより上でところで捻じっています。

あるいは一度腰を軽く浮かせ左右にずらしてから捻じる人もいますが、

これは本来の捻じる運動ができないので、無意識に他へ逃してから捻れ運動をしているだけです。

言わば誤魔化しです。それだけに”身体の中心で捻じる”ことがいかに難しいかと思います。

 

捻れ運動がしにくいと感じたら、先の回で紹介しましたが”側腹つまみ”をよくやって、

側腹を柔らかくする必要があります。捻れ運動するときは、繰り返しますが、

お臍とお臍の裏を結ぶ線を中心にして捻じっているかどうか、

他の人にみてもらってチェックする必要があります。

 

キツイとどうしても、上方向へ運動が逃げてしまい、胸椎10番に負担がいくと腎臓をやられ、

胸椎4番にいくと心臓に負担をかけます。ゴルフ場でドライバーを回した時に心臓麻痺を起こして

亡くなる人がいますが、やはりこういう運動不全から来ています。ゴルフなど、捻れ運動をする練習は

こういうところにも注意が必要です。

 

捻れ運動がキチンとできるようになってくると、運動の焦点がもともと丹田に落ちていくので、

身体も上虚下実になりバランス感覚も冴えてきます。つまり頭がスッキリしてモノの見方が偏屈に

ならないですみます。

また泌尿器系と関係があります。秋口からは汗が出なくなり、逆に体内の水回りが良くするのが

大事なポイントとなります。捻じることが上手くいけば、浮腫みや腎臓の過度な負担解消に繋がります。

 

そういう意味で、人間にとって”捻じる”運動は大事なことがわかっていただけたかと思います。

やると解りますが、正確に均等に左右に捻じるのは難しいですしキツイので、腰回りが堅い、

捻れ運動がしにくい時は、先に側腹を弛めるなど、決して無理をなさらないでください。

(終わり)