風邪をひいたら”頭””目”を使うな!|根本改善整体らくしんかん(広島市)
ぐすん、ぐすん、ゴホッ… あ~あ風邪引いちゃった。
鼻水は出る、セキもひどい、頭は重くて痛い、ノドも痛い、
少し熱ぽっくてシンドイ….。
でもこれ以上ひどくなりたくない。早くなんとかしたい!
しかし風邪には、そのときの経過があり、相応に体が反応しています。
経過を踏まえて、身体の条件が整うと風邪は早く抜けていきます。
要は”早く治る”ということです。
風邪を早く経過させることは、
今の症状を無理やり止めにかからないことです。
例えば、熱があるからと言って、無理に解熱剤を使ったり冷やしたり、
頭が痛いと言って頭痛薬に、セキがでるからと言って咳止めを安易に服用するのは考えもの。
風邪をひくからには身体にとって”風邪をひくため”の
条件があるので、それを無視して無理やり止めると自然な経過を妨げて
かえって長引いたり、厄介な余病を引き起こしかねないのです。
高熱、腹痛、下痢、セキなど症状別に細かい注意はありますが、
風邪を早く経過させるポイントは2つ。
ひとつは”冷たい水”をとることです。
粘膜系統が乾き炎症をおこしています。
外気温と同じ温度の冷たい水をチビチビと飲んで、水気を保ちます。
加湿器でもなく、お湯でもなく、ましてお茶やコーヒーでもなく、
この”冷たい水”を飲むことが、水分を補給し保つには一番効率が良いのです。
もうひとつは”頭”と”目”を使うな、ということです。
風邪をひいているときに、パソコン仕事すると余計に頭が重くなったり、
目の疲れがひどく感じられたご経験があるかと思いますが、
風邪をひいているときは”頭”と”目”は使わない方がいいのです。
これには理由があります。
少し専門的になりますが、野口晴哉先生著の”風邪の効用”を読んでいる方は
よくご存じかと思いますが、風邪をひく条件のひとつに背骨のひとつである
”腰椎1番”という骨の動きが鈍くなります。
この骨が鈍い間は、風邪は抜けません。要は治りが悪いという事。
しかも、この腰椎1番は”神経系統、目、思考”と非常に関係あります。
つまり頭を使いすぎたり、目を酷使して頭や目がくたびれると、
この腰椎1番も同様にくたびれて動きが鈍く、堅くなります。
その状態だと、いつまでたっても風邪が抜けないということになりかねません。
背骨を1つ1つ数えることができる方は(相当熟練を要しますが)、
いちど風邪をひいた方の腰椎1番の棘突起の堅さや動きを確かめると
良いと思います。
そういうわけで、
風邪をひいたらパソコンやスマホのスイッチは切りましょう。
もちろん寝ながらテレビも控えましょう。
(おわり)