整体基礎講座-足のはなし②・重心の狂いと靴選びの重要性-

「下肢」概論

言わば「足」ですが、踵から足指がある部分の“足”と、
踵から腰にいたるまでの“脚”も入れますので、結構広範囲です。

手と同じく、足も2本あって全身を支え、長時間の起立に歩走行など他の動物にはない
複雑な機能を人間は手に入れました。起立することで大きな脳を持てるようになり、
頭脳も発達してきました。足が衰えると単に脳も衰えるだけでなく、からだのいろいろな
機能に大きな影響を及ぼします。

私も故・岡島瑞徳先生に野口整体でいう“足の調律点”でも、足の重要性を繰り返し
教わりました。呼吸がおかしい、心臓がおかしいということがあれば、足を引っ張ったり
叩いたりしろということを緊急操法のひとつとして教わりました。

足そのものの機能に振り返ります。
ともかく全身を支えるのは両方の足になります。両方の足がバランスよく保って支えていれば
いいのですが、実際これがそうはいかない。どうしても重心など足への力の掛かり方が、
人それぞれに歪みがでてきます。
野口整体の野口晴哉先生は、ココに着目して後に「体癖論」を展開するに至ったのです。

-大事にしたい履物選び-
足指に適度な力が入ることは歩く際に大事です。逆に足指に力が入らないとカカトに重心が
かかってドスンドスンと歩くことになります。ハイヒールなど先の尖った靴では足指に力を
入れられないので、カカトに力がかかりがちになります。履物選びにも“足”のことを
よく考えて選ぶ必要があります。靴の場合、足先に余裕があって足首のしっかり固定している
ものを選んだ方が良いと思います。いい加減にすると足指の位置が狂い、外反母趾や反り指の
原因になるだけでなく、冷えの原因、姿勢の維持が難しくなり身体全体に悪影響を及ぼします。

体の土台を支える足、その足を守る“履物”は慎重に選ぶことが大事になりますね。

(つづく)