愉氣って、な~に?③|根本改善整体らくしんかん(広島市)
”愉氣”ってな~に?の③です。
前回”野口整体”の野口晴哉先生がでてきましたよね。
この”愉氣”の”愉”は野口先生が名付けたものです。
それまでは”輸氣”の”輸”だったのです。
”輸”というと、運輸、輸出入、輸送など、
車ヘンがついていますので、”気を送る”という意味合いがありました。
だから、”送る氣”もパワーの強さとか大きさが取りざたされていました。
今も中国の外気功による治療師も、そういう発想ですよね。
自分の気のパワーで相手の患者さんを治すということですよね。
だから、パワーを出せば出すほど消耗して草臥れてくるということもあるのです。
それゆえ消耗して体調を壊したり早死にする気功治療家もいました。
しかし、野口晴哉先生は”輸(おくる)”ということを根本から改めました。
自分の氣は周囲とも一体となり、さらには宇宙とも一体になって交流する。
自身が手をあてたり、かざすことで相手の氣と交流することで互いに氣のエネルギーを自然に高めていく。
ただ、それを意識するのでなく、ひたすら”無心”に行う、
そういう意味で”愉氣”の”愉”は”心を通ずる、りっしんべん”になったわけです。
だから”愉氣”には”氣”の交流で、損得は何もないのです。
お互い無心に気の交流ができれば、誰でも気持ち良くなれ元気になれるのです。
そういう意味で”愉氣(手あて)”について少し触れさせていただきました。
(つづく)