自分でできる健康&整体生活|広島らくしんかん整体 愉氣のやめ時
よく”手あて(愉氣)”をしたとき、
どれくらいの時間したらいいのですか?
いつやめたらいいのですか?
という質問をいただきます。
私も故・岡島瑞徳先生から、
”愉氣をしている人が、
なんとなく止めたくなったら止めたほうが良い”
と教わりました。
なんとなく止めたくなったときが、
集注が薄れ、お互いが何となく離れたいタイミングでもあり、
これ以上、愉氣を必要としなくなった欲求でもある。
とも教わりました。
一方整体協会で会員向けに発行される機関誌「全生」のなかでは、
野口晴哉先生は、
「創傷でも打撲でも、その部分に手掌をあてて、その思わず押さえた手を
放さないで、心を集注し気を凝らして、裡の動きが感ずるまで手を当てて
おくことが私の説く愉氣法だ。手掌に冷風感や蟻走感や温かい感じがするが、
それが経過して、何も感じなくなったら止めればよい、あとは体のはたらきに
まかせる」
「そう”何も感じなくなったら止めればよい”
そうすれば、あとはその人の裡なる力で変わっていくのだから」
当然のように思えるかもしれませんが、
わかっていたはずで、一方では、まだ奥に引っかかっていたものが
氷解したような新鮮な感じになりました。
(おわり)