フィンランドがキーワード-出雲市での睡眠健康座・活動レポート
2025.05.16
出雲市フィンランド協会とのご縁で、実現できました
今回の眠りと健康の出張講座は島根県出雲市・多伎(たき)地区での活動でした。
私が拠点とする広島市から離れた場所での講座となりました。
出雲市といえば出雲大社で有名ですね。
その出雲大社から車で30分ほど西へ走らせたところに、
日本海の海岸線が美しい多伎(たき)地区があります。
この多伎町は2005年に出雲市に合併する前から
北欧フィンランド・カラヨキ市と姉妹都市連携をしており、
その活動母体である出雲フィンランド協会があります。
私も数年前から出雲フィンランド協会の会員となり、
今回、ご当地の「NPO法人・ボランティアネットたき」に睡眠健康講座を依頼され訪問しました。
地域の高齢者の健康を支えるために…
「ボランティアネットたき」は
出雲市からの委託と出雲市社会福祉協議会からの助成を受け、
各地区の「ふれあいサロン」活動を支援しています。
「ふれあいサロン」とは、
主に高齢者の方が地域でいきいきと暮らせるよう気軽に集まれる交流の場・仲間づくりの場です。
参加することで孤立を防ぎ、健康づくりや社会参加の促進を図るのが目的です。
今回は地区内に12ある「ふれあいサロン」グループの中の
「円寿会サロン」の集会に参加させていただきました。
出雲市多伎には当日の朝到着し、
出雲市役所多伎支所内にある「出雲フィンランド協会」事務局で事務局長さんに挨拶をしてから、
ボランティアネットたきの事務局へ伺いました。事務局の方と簡単な打ち合わせの後、
車で5分ほど離れた円寿会サロンの会場へ案内されました。
このサロンでは地区の方々が毎月集まり、様々なイベントを開催されているそうです。
フィンランド発祥の「ゆる・スポーツ」である「モルック」も楽しまれているとのことでした。
高齢の方に関心の高い”眠り”
今回は高齢の方を中心に13名が参加され、
「質の良い眠りが認知症予防につながる」をテーマに講座を進めました。
参加者の中には長年睡眠薬を服用されている方もおり、
多くの方が不眠の悩みを抱えていらっしゃいました。
いかにしてぐっすりと質の良い眠りを得られるかが参加者の関心の的となり、
後半のケアの実習では皆さん熱心に取り組まれていました。
質の良い眠りにつくためには、就寝時に心も体もリラックスしておく必要があります。
これは誰にとっても大切なことです。身体のリラックスを導くためには脱力と深い呼吸が重要です。
質の良い眠りへの極意は意外にシンプルですが、多くの方がその認識が十分でなかったり、
リラックスしようとしても身体に緊張が残ってしまったりします。
そういった状況を実践を交えながら解説し、90分の講座はあっという間に終了しました。
参加者の皆さまには、改めて睡眠の大切さと質の良い眠りを得る方法を座学とケアの実践を
通じて体得していただけたようです。
(実施日2025年5月15日(木))
(おわり)
導眠整体らくしん館