自分でできる健康&整体生活|広島らくしんかん整体 ”なぜ正座で整体するのか?”

整体個人指導時は”正座”で操法を行っています。

”あぐら”をかいてすることはありません。

 

なぜ”正座”でするのか?

それについて簡単に理由を説明したいと思います。

 

以前、東日本大震災で”整体ボランティア活動”していた頃ですが、

そこは仮設住宅にある集会所の和室や居間での活動でした。

他の療術家の方と一緒に活動することもよくありました。

 

例えば柔道整復師、鍼灸師、カイロ・タイ古式に

作業・理学療法士の方など、さまざまです。

 

ほとんどの方が普段ベッドで行っているせいか、

こういう場所ではベッドが使えず、床に毛布等を敷いて施術します。

当然、床に相手の方が寝ていますので、立って施術はできません。

そうすると、ほとんどの方が”あぐら”で座って施術することになります。

 

こちらは、もともと床(畳)のうえで行いますので、別に違和感はありません。

相手の方に向き合う時も”正座”で行うことは”当たり前”に感じています。

 

よく他の施術家の方から

“一日中、20人も正座でやっていて、きつくないのか?”

と言われますが、

 

逆に”正座”ないと”整体操法”うまく流れないのです。”

 

ここで何故”正座”なのか?

改めて、その理由を2つ挙げます。

 

ひとつは、相手の方に”真摯”に向き合うこと。

”整体”とは文字通り”体を整えること”

相手の方の心身全体をとらえて元気になるよう整えていくこと。

したがって単に肩こりをほぐしたり、腰を揉むということでは終わらないのです。

 

つまり相手と自分との”互いの生命に対する礼”という意味でもあるのです。

身体の姿勢は、そのまま意識など互いの心身に大きな影響が出ます。

最初から崩れた姿勢、くだけた調子で向き合えば、相手からの信頼を失い

さらに自分の覚悟も失って操法にならなくなるのです。

 

もうひとつ、これ大事です。

“効率よく身体を動かせる”からです。

 

一度、正座で腰を立ち伸ばした状態で座ってください。

次に”あぐら”で少し崩して座ってみて下さい。

 

それぞれやってみると、”腰の重心位置”が大きく変わってくると思います。

”あぐら”では何となく腰の後ろ、骨盤の後ろ側に倒れてくるような感じになると思います。

 

きちんと腰を伸ばし、背骨を最適緊張で立たせれば、

お臍の裏、つまりお腹の中心に感覚が集まりやすくなると思います。

そうなれば肛門を引き上げたり、恥骨に意識も集めやすくなります。

 

そうなってくると自分の手足と連動しながら、

自分の中心に集まってきやすくなるのです。集まりやすくなれば、

逆に分散もできて、コントロールもしやすくなるのです。

つまり手先も含めて自分の身体を統一した感じで操法がしやすくなるのです

 

よく”整体”は”手技療法”の一種と言われていますが、

ここでは、単に指・手だけの操作ではないのです。

もっと言えば、”手先””小手先”での操法ではないのです。

 

すべて”自分の中心”に寄せて、自分の中心と一体になり、

自分が全体となって、相手に向き合って操法を行っていくのです。

 

そのためには座姿は”正座”のほうがやりやすいのです。

そして一連の操法には、すべて”型”という高度な身体操作を身につけて

いくことが必要なのです。

 

ここでいう”型”は、単に外見的なモノや行為を真似る事ではありません。

一連の”身体を統一した操法ができるため”の導きとしての”型”になります。

 

そういう意味で、相手の方に”整体個人指導”を行っているわけです。

(おわり)