福島県復興ボランティア活動②-ガテン部隊の活躍ほかー根本改善整体らくしんかん

前回の”東日本大震災・福島県復興ボランティア活動報告”つづきです。

今回は復興住宅の集会所においてJILCAボランティアチームのサロン・マッサージ活動しました。

 

じゃ、今は仮設住宅はどうなっているの?と思われるかもしれませんが、

現実にまだあります。

南相馬市・原町区の中心地にある”道の駅・南相馬”の付近に、仮設住宅は残っています。

 

以前、”どこでも足湯隊”で当該仮設住宅の集会所にお邪魔して活動させていただきました。

現在は、ほとんどの方が転居され、数世帯の方が住んでいるとのことです。

写真はありませんが、通りかかると仮設住宅の軒先に洗濯物が干してあり、

実際に住まわれている人がいることがわかります。

 

今回は残念ながら、仮設住宅の活動はありませんでした。

 

実際にサロン活動などのボランティアされた方にはわかるかと思いますが、

飛び込みで行って、いきなり住民の方に”ボランティアさせてください”と言っても

そうできるものではありません。先方も戸惑ってしまいます。

 

そのため、事前の手配と準備が必要なのです。

今回のサロン・マッサージ活動も、先の”どこでも足湯隊・世話人である久保田さん”が、

事前に住民の代表者にコンタクトしたり、チラシを用意し、配ったりするなど、

周到で緻密な準備があったからこそ、当日われわれが前回の報告にあげた活動ができるのです。

 

屋外での作業チーム(ガテンチーム)も同じです。

 

こちらは、南相馬市小高区に”南相馬ボランティアセンター”(通称:ボラセン)があります。

 

知る人ぞ知る松本さんが代表する”松本ボラセン”です。

ここでも事前に住民の皆様のニーズを聴いて、その状況で作業をボランティアに割り振っているのです。

 

いずれも事前の準備と、調整、つまりコーディネートが非常に重要なのです。

こういう方たちの働きとご苦労があるから、我々は行きさえすれば、ちゃんと活動できるのです。

 

ということで、

サロン・マッサージチームに、JILCAボランティア団体もうひとつのチームである

”ガテン・チーム”の活動を写真を通して少し紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日目(3月10日)の朝、南相馬市小高区にある

”南相馬ボランティアセンター”です。

ここでは屋外で作業するボランティアが集まり、活動を行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

活動前の朝礼ミーティング。

写真の説明している男性の方は、かの有名な”松本ボラセン”の松本さん。

ここで作業箇所の割り振り、作業の内容や注意事項が説明されます。

 

 

青い看板に注目、

”できる人が、できる時に、できる事をする”

これがボランティアの基本です。

 

よく、被災地に”重機を持ち込んでオペレートしたり、土木・電気技術を持った人、

炊き出しなどに調理師さんや、看護師や保健師さんなど専門職の方が活躍するのを見て

よく”わたし技術も資格もないから、できない”としり込みする人がいますが、

そんなことはありません。どんな方でも”できることが”あるのです。

 

それを、うえの写真の”青い看板”は説いているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよJILCAガテンチームの活動です。

ここでは他のボランティア団体や個人が活動に加わるので、

JILCAはユニフォームとして、緑色のギブスを着用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

南相馬市小高区は、原発放射線の影響で、立ち入り禁止が長く続きました。

今は解除され居住もできますが、立ち入り禁止期間が長かったため、

庭や敷地などに草木が生え放題になり、帰還居住する前に、これらの草木を伐採する

必要があります。余りにも荒れ方がひどいので、とても住んでいる家族だけではできません。

 

今回、竹やぶ状態の土地を伐採する作業が割り当てられました。

 

 

 

 

 

 

 

3月10日(日)は午前中のみの活動でしたが、天気に恵まれたこともあって

作業もはかどったとのことです。ガテンチームの皆さまお疲れ様でした。

 

なお、この時間帯、わたしは”サロン・マッサージチーム”で復興住宅の集会所での活動したので、

当ガテンチームには参加しておりません。そのため今回の写真はJILCAメンバーさんから拝借しています。

(つづき)