なぜ肩胛骨を動かすのか?-根本改善整体らくしんかん(広島市)

2020.02.05

根本改善らくしんかん整体のナガミです。

 

これまでシリーズで”肩胛骨を動かせ”と訴えてきました。

なぜこの時期”肩胛骨を動かすのか?”の疑問にお答えします。

 

じつは”肩胛骨”を動かすのは、別にこの1~2月の時期だけでなくて、

年中いつでもいいのです。

 

じゃ、なぜ今が特になの?

 

この時期は冬の寒さが厳しくなるいっぽう、

身体は着実に春にそなえて変わろうとしていきます。

 

身体が春にむけて変わろうとするトップバッターは、

「肩胛骨」

ではなくて、

 

実は

後頭部つまり”後頭骨”

なのです。

 

頭の骨は一枚の骨ではありません。

何枚の骨が縫合部を介して重なり合った集合体なのです。

シャレコウベを思い浮かべると、どうしても一枚岩のような骨に思えますが、

実は違います。

 

この後頭骨がわずかに開いてくるのです。

この後頭骨が動く時期がおおよそ1月中旬前後。

身体が敏感になると、ちょっと寒さが緩んだ温かい時に

後頭部がぽわーんとした感じになります。

 

次に肩甲骨になるわけです。

これが1月終わりから3月にかけて。

 

寒くなると両腕を脇をしめるように閉じる恰好しますよね。

これは肩甲骨を閉じて、身体の熱を逃がさないしぐさです。

つまり肩胛骨が堅くなって閉じた感じになります。

 

それが春にむかって、この肩胛骨が開こうとするわけです。

つまり開こうとする肩胛骨に呼び水をあたえるために

”肩胛骨”を動かす体操をすすめているわけです。

 

この肩胛骨の動きが悪いと、

肩が凝ったままとか、胸が開かなくて息苦しい、気分がすぐれなくなります。

 

アイウオッチの骨格図をみると、

後頭骨、肩胛骨、そして骨盤が平べったくて

背面骨格として結構な面積を占めています。

 

骨格の面積が広いと、それだけ筋肉も複雑に絡んできます。

 

肩胛骨は、

上は肩、首から頭、

左右は両腕、

下は背骨を通じて骨盤

というように骨格の交差点なのです。

骨格の要所なのです。

 

ここを動かすことが、いかに人間の活力を保つうえで

大事なことだと理解していただけるかと思います。

 

わたしが整体を勉強していた旧中心感覚研究会・故岡島瑞徳先生は

”基本三層構造”として”後頭骨””肩胛骨””骨盤”は、

一見離れていますが、意外に関係しあって繋がっているということを

仰っていました。

 

詳しくは別の回に譲りますが、

身体の交差点、上半身の要所”肩胛骨の運動”の重要性を

ご理解いただければ幸いです。

(おわり)



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