整体の目的とは?-”野口整体”の整体観を研究する
2021.02.28
根本改善整体らくしんかん・ナガミです
整体って言うと
肩こりをほぐすのだとか、腰が痛いのを治せばいい…
とにかく悪いところを治せば良いという風潮がありますが
自分にとって
都合の悪いところを他人に治してもらう
ただ痛みが無くなれば良い、悪いところが治れば良い
であれば、ただの”カラダの治しの技術”になってしまって
心身ともに、その人が”整体”を通じて
さらに良くなろうということがないんですね
逆に”整体”が『治す技術』に走れば
便利な道具にすぎなくなってしまうんですね
いまはお寺で”整体”をやりはじめているので
仏教の思想ではないんですが
”生老病死”
というのがありますね
これは人間だけでなく
自然界の生き物すべてに、あてはまりますね
逆らいようのない『自然の摂理』なんですね
整体法を創始された
『野口晴哉先生(1911~1976歿』」も
”整体観”として、こう仰られております
-熱が出るのも健康だし、熱が下がるのも健康なのです
-みんな病気が治ることを自然良能だと言うが
エネルギーが余分になったときは、病気になること自体
自然良能に気づかない
-病気になっていること、病気になるということも
病気が治っていくということも、体の自然の平衡作用なのです
疲れがたまるとくたびれる、長年の運動の偏り歪みが
生じてくると、カラダが不調になるし、病気にもなる。
”因縁(いんねん)”ではありませんが、何かがあるから
病気になる。これって自然な流れですね
さらに人間は生きるために、自分で良くなろうという
本能もある。よく自然治癒力と言われていますね
まさに「整体」は
自然にそって、その人が元気に活きられるように
仕向けて行くのが、整体の目的です
(おわり)