真夏なのに”足”が冷えて困っていませんか?-お年寄りの足の冷え改善例
2022.07.09
広島の”フィンランド整体らくしんかん”のナガミと申します。
真夏なのに、当整体でも足が冷えている人が多く来られます。
どうして足が冷えてしまうのか、どうしたら足の冷えが解消できるのか。
日々の生活の注意と、簡単なセルフケアを交えて整体的改善法をご紹介します。
1.「おばあちゃん足が紫色になっている!」-86歳女性のケース
今回、86歳になる女性クライアントさんを実例にご説明します。
以前から、ヒザが悪くて長い距離を歩けないとのことです。
たまのデイサービスへ通う以外は、自宅でテレビのお守りだそうです。
コロナ感染防止もあって、最近ずっと家にこもる時間が増えたことで
だんだんと身体を動かすことが少なくなってきたとのことです。
認知症も気になるし、なにしろ足の衰えが気になるとのことで
家族の方から、出張整体に来てもらえないかということで訪問しました。
訪問すると、おばあちゃんは介護用のベッドに座って待っていました。
ぱっと素足を見た瞬間”足先が紫色に変色”しているではありませんか?
2.さわった瞬間-”足がつめたい”
思わず”おばあちゃんの足”に手で触れると、足が異状に冷たいのです。
どうも部屋での熱中症を警戒してか、ずっとエアコンをつけているので冷えたのかもしれません。
さらにベッドに腰掛けた状態で、長時間テレビを見ている。
しかも、ずっと同じ姿勢で見ているようなので、一種の”エコノミー症候群”にも似ています。
とにかく、
おばあちゃんの”冷たい足”を両手でおおって”手あて”します。
ものの2,3分で紫色の足は、たちまち血色がもどって蘇ってきます。
そうすると「先生の手がとても温かいね」と言ってくれます。
3.足が冷えると”むくみ”も出てくる
足が冷えることで血行が悪くなり、一時的に紫色に変色したようです。
血色がもどった足先から、こんどは”ふくらはぎ”へと手をあてると
ところどころ”浮腫んだ”箇所を手のひらを通じて感じます。
ここも、じっくりと”手あて”をします。
受けている”おばあちゃん”は、とっても気持ちよさそうにしています。
3.マッサージをしない理由
ウチは整体で、マッサージを業としているものではありません。
だから、揉んだりなどのマッサージをしないのは当然ですが
今回のおばあちゃんのように、ご高齢の方には皮下組織などが弱っていることがあります。
ヘタに揉んでしまうと、場合によって相手の方が非常に痛がるだけでなく
強く揉むと、皮下組織を痛めて内出血を起こしたりしまう恐れがあります。
マッサージなど揉むことを、否定するわけではありませんが、
いずれにしても細心の注意をはらってケアをしたいですね。
4.”手あて”は-”和紙のようにやさしく触れるだけ
当フィンランド整体らくしんかんでの、
整体手法は”できるだけ自然”に添うコト。
転んでヒザをぶつけた時や、お腹が痛くなった時に
”思わず手をあてる”-あの”手あて”です。
整体を創始された野口整体の野口晴哉先生は、
この”手あて”から多くの方を治しました。そして”愉氣法(ゆきほう)”と名付けられ、
相手の自己治癒能力を引き出すための、もっとも自然な方法として整体法に組入られています。
こちらの”おばあちゃん”にも
足の指先から和紙で、そっと触れるくらいのやさしさで手をあてていきます。
受けているとポカポカしだして、とっても温かくて気持ち良いのです。
同時に紫色の足から、みるみると本来の自然な色に戻っていきます。
5.さらに効果を確実するために
やさしい”手あて”は、安全で確実な方法ですが、
また熱中症予防のためにエアコン下で、ベッドに腰掛けて足を床に下げた状態だと
また足先の血行が悪くなって紫色に戻ってしまう可能性があります。
この場合、ベッドにあおむけに寝てもらい
足をあげておくと、足先にたまった血が心臓に還りやすくなり血流が保たれます。
幸い、こちらのおばあちゃんの場合
どんどん足があげることができて、最後は両足が天井方向にまで垂直にあがりました。
そうして西式健康法で有名な”ゴキブリ体操”のように、足先を細かく揺さぶってあげます。
この”ゴキブリ体操”を補助してやると、
紫色だった足先が、どんどん血色の良い色に戻っていって
しかも効果が長く続くのです。
やり方を教えて「ゴキブリ体操の補助だけでも
一日3分でも続けてあげて下さいね」と家族の方にお伝えします。
日々おこなえば足の冷えの問題は改善していきます。
しかも足全体を細かく揺さぶり運動しますので、振動がつたわって
股関節なども弛んで、結果的に足の可動域が拡がるというメリットもあります。
しかも受けている”おばあちゃん”は終始気持ちよさそうでした。
6.足の手あて+ゴキブリ体操補助が効果的
足の冷え改善法として、
一例として”足の手あて+ゴキブリ体操”を実践例としてあげました。
若くて元気な方とちがい、高齢の方には自力でのケアがむずかしい場合があります。
無理に足をあげると、逆に痛めるので注意も必要です。
広島地区であれば、
当フィンランド整体らくしんかんで出張訪問整体を行っています。
エリア、料金など詳しいことは、コチラのリンクをご覧ください。
熱中症の警戒も大事ですが、足元にも注意をはらうことも覚えておいてください。
足元の冷えや、足先が紫色になっている、むくみなど調子が思わしくない時は
当”フィンランド整体らくしんかん”の整体をご体験して確かめて下さい。
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