1.人はなぜ眠るのか?
2023.04.07
人生の3分の1は眠っている..
人はどうして眠るのでしょうか? そんなこと考えたことありませんか?
もちろん「疲れたから」「眠くなったから」ということもあるでしょう。
じつは、眠りは“からだ”や“こころ”を正常に保つために必要不可欠と言われています。
労働などで日々疲れた身体や脳を回復させ、翌日にはより良い活動ができるようにする。
それが眠りの役割であるのです。
眠りは脳の疲労や、機能回復に不可欠…
とくに眠りは脳の健康を保つうえで大変重要です。
眠りの質の良し悪しで、脳の健康状態が左右されます。とうぜん脳には神経とも
繋がっているので、それが全身におよぶのは言うまでもありません。
ちゃんと眠れて脳の疲労が回復しないと、
頭がぼぉーッとして正常な思考や判断ができなくなります。
さらに慢性化すると認知機能にも影響がでますし、神経などを通じて
身体の各部の不調へと繋がっていきます。
現代人の眠りが危ない..
しかしながら
眠りは重要と言いながら、現状ではまったく逆の状況になっています。
1960年は日本人の平均睡眠時間が8時間13分にたいして、2010年には7時間14分と
1時間も短くなっています(※1)。
2015年以降は、睡眠時間の減少は下げ止まりの傾向がでていますが
夜遅くまでのテレビ視聴や、スマホの操作など状況は悪化する傾向にあるようです。
眠りの質を向上-わかりやすくシリーズで説明します
このまま皆さんの眠りの質が悪くなると、日常のパフォーマンスが低下しますし、
重大な病気へと発展する恐れがあります。そういった悲劇を食い止めるべく
皆さんに対して、わかりやすく簡潔に睡眠に関する情報を提供してまいります。
シリーズにわたりますが、途中の閲覧からでも理解しやすいよう努めて参ります。
皆さまの睡眠の質が向上し、健康に寄与できれば幸いに思います。
(※1)NHK国民生活調査2010・日本睡眠教育機構より