6.慢性的な睡眠不足が招くリスクとは⁈

慢性的な睡眠不足が続くと、どうなるか?

睡眠時間が短くて、睡眠不足になると

「スッキリしない、途中で眠たくなる」だけでなく

もっと大きなリスクを抱えることになります。

 

今回は、日本睡眠教育機構の資料を引用しながら

とくに慢性的な睡眠不足が続くと、どうなるかをご説明します。

肥満から、生活習慣病へのリスクが高まる

こちら健康な大人を対象にした研究ですが

睡眠時間を4時間に制限すると、インスリンの分泌が低下して

血糖値の上昇がみられただけでなく、脂肪細胞から分泌される

レプチンが18パーセントも上がったというのです。

 

ここで言う「レプチン」とは、食欲を抑制するホルモンで

血中濃度が下がると、食欲抑制が効かなくなってしまいます。

早いハナシ、食欲が出て爆食いで肥満になるリスクがあるのです。

 

逆に空腹時に増加して食欲を高める働きがある

ストレスホルモンである「グレリン」が28パーセントも

増加して、さらに食欲が出てしまうことになります。

 

つまり睡眠不足は、ホルモンの分泌にアンバランスをきたし

異常食欲となり肥満になってしまう恐れがあるのです。

そこから高血圧、糖尿病、心臓病などの生活習慣病に発展する

リスクが高くなるのです。

事故リスクが高まり、取り返しのつかないことに…

いっぽう身近なところになると、

睡眠不足は日常のパフォーマンスを低下させて、

仕事や作業の効率低下だけでなく事故のリスクも避けられません。

 

車やトラック運転の居眠りによる事故や、機械操作中の居眠りや

操作ミスで火災や死傷事故に至るケースが取り上げられます。

海外では、かつてアラスカ沖で甚大な環境汚染をもたらした

巨大タンカー事故も睡眠不足の関与が指摘されています。

 

睡眠不足、ご自身の健康を損ねるリスクが高まるだけでなく

日常の活動において、単にパフォーマンスが落ちるだけでなく

取り返しのつかない事故につながる恐れがあります。

 

「最近、寝不足でどうも…」という方は

ご自身の生活を見直して、しっかり睡眠・休息をとるように

してください。

(おわり)

導眠整体らくしん館 代表 永見ヤスヒロ

(一社)日本睡眠教育機構認定・睡眠健康指導士

リンク:導眠整体らくしん館ホームページ↓↓↓

リンク:導眠整体らくしん館HP

※資料出典:日本睡眠教育機構

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA