熱中症を防げ!-今できる体温を下げる方法とは

2023.07.13

これを知っておくと、イザっと言うときに助かります!

広島市の導眠整体らくしん館(上級睡眠健康指導士)のナガミです。

今回は熱中症対策です。熱中症は体温が上がってしまい体内の温度調整が

効かなくなることが原因です。そこで、すぐにできる!簡単に体温上昇を

防ぐ方法をご案内します。反対に冷やすと危険な身体の場所もご紹介します。

炎天下に出る時に熱中症予防に役立ちますので参考になってください。

1.それはズバリここ!-高齢者・子どもさんにも簡単にできる!

その場所は、ズバリ”頭頂部”です。

つまり「頭のてっぺん」です。

 

冷やし方もシンプル。

水に濡らしたタオルか、手ぬぐいを頭頂部に置くだけです。

 

 

 

 

 

 

氷水で無理やり冷やす必要はありません。

温度も常温の水で濡らすだけで大丈夫です。

 

時間にして10~15分で十分です。

子どもさんは短めにします。

 

外出される時は、頭頂部にのせたタオルの上に麦わら帽子を

かぶせると、カモフラージュになっていいかもしれませんね。

 

なぜ頭頂部に濡れタオルをのせると熱中症予防につながるかと

言うと、お風呂の湯船につかるときに頭に手ぬぐいを載せますね。

これって“のぼせ”防止に役立つのです。

 

 

 

 

 

 

頭頂部を冷やすことで、体温を上昇するのを

防ぐ効果があると言われていますので、冷房が苦手な方

外出するとき、炎天下で作業される方、ぜひお試しください。

2.【注意】冷やすと危ない!カラダの部位は?

基本的に頭頂部以外は冷やさない方がいいのですが、

とくに気を付けた方が良い場所を2カ所紹介します。

 

それは後頭部です。

後頭部は、水枕をするケースがあったりします。

首は、風呂上がりに身体が火照って暑く感じると

扇風機の風であてたりしますね。実はこれが危ないのです。

 

後頭部には、運動系を支える小脳や、呼吸など生命維持に欠かせない延髄など

重要な器官があります。大変重要なのですが、後頭骨から首に向かった位置にあって

頭蓋骨に覆われていません。いわば皮膚と筋肉だけに被さっているだけです。

 

昔テレビ時代劇「必殺○○人シリーズ」に、後頭部と首のつなぎ目の柔らかい部分に

タタミ針をズブっと刺すと、刺された方が少しケイレンを起こしてそのまま絶命する。

そこが延髄の位置と思っていただけば良いと思います。

 

体温が高くなる一方ではいけませんが、逆に低くなってしまうと

延髄の機能が低下するのは言うまでもありません。

 

さらにそこは首の部分になります。

首は頭を支えるだけでなく、心臓と脳との血液を交換する重要な場所です。

ここを冷やせば血流が悪くなって、脳に障害を起こす原因にもなるのです。

 

だから後頭部と首を冷やすのは

危険であることをわかっていただけると思います。

3.まとめ

 

体温の上昇による熱中症を予防するには

頭頂部に濡れタオルをおくこと。

 

同時に、小まめに水分補給と休憩を摂って

外では無理な行動を避けて、冷房もうまく活用して

室内の熱中症にも注意してくださいね。

(おわり)

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 導眠整体らくしん館 代表:永見ヤスヒロ(睡眠健康指導士・上級)

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