瀬戸内海の宝石・下蒲刈島での健康講座~地域コミュニティの温かさに触れて~
2025.06.13
今回は瀬戸内海とびしま海道”下蒲刈島”での活動です
今回は広島県呉市の下蒲刈島を訪問しました。
下蒲刈島の魅力とは
下蒲刈島は広島県呉市に位置し、周囲約16.8km、面積約7.96㎢の美しい島です。
2020年の国勢調査によると人口は1,288人で
瀬戸内海の穏やかな風景の中に暮らしの営みが息づいています。
歴史的には江戸時代から瀬戸内海の交通の要所として栄え、
朝鮮通信使が江戸時代に来日した際の重要な寄港地でもありました。
その歴史的な様子は松濤園や蘭島閣美術館などの文化施設で知ることができ、
島の主要な観光拠点となっています。
産業面では農業、特に柑橘類の栽培で有名です。
下蒲刈島をはじめ、上蒲刈島、豊島、大崎下島、岡村島などの島々が本土から橋で結ばれ、
「とびしま海道」と呼ばれています。
車でのアクセスが可能で、路線バスも運行されているため、
瀬戸内海の多島美の風景を気軽に満喫できます。
今回の訪問地「ふれあいセンター」
呉市本土側から「あきなだ大橋」を渡ってすぐの下蒲刈島・下島地区に、
今回の目的地である「ふれあいセンター」があります。
このセンターは下島地区住民のための集会所で、
隣接する下蒲刈島まちづくりセンター(公民館)や保育所とともに、
地区と島内のコミュニティの拠点の一つとなっています。
健康講座の実施
「ふれあいセンター」では地域住民の皆さんが毎月集まって健康体操などの活動を行っています。
今回は呉市社会福祉協議会を通じて、「眠り」をテーマにした健康講座の依頼をいただきました。
約1時間にわたって、気持ちよくぐっすり眠るための秘訣をご説明し、
不眠状態を改善して快適な睡眠がとれるケアの実習を行いました。
参加者同士の交流と学び
毎月開催されている講座の受講者は60代から70代の女性の方々で、
顔なじみ同士ということもあり、2人組になってお互いにケアし合う時間を多く設けました。
2人組でのケアには大きなメリットがあります。
お互いにケアのコツを確認できるだけでなく、家に帰ってから家族に教えることで、
家族同士でケアし合える環境づくりにもつながります。
講座の成果と反応
実際にケアの実習を行うと、参加者の皆さんから次のような声が聞かれました。
「気持ちいい、身体が楽になった」
「肩や腰が楽になった」
「今夜はよく眠れそう」
皆さん楽しそうに、ワイワイと盛り上がっていらっしゃいました。
地域コミュニティの力
身体や眠りへの効果はもちろんですが
受講者同士が大変楽しく盛り上がっていたことが特に印象的でした。
地域の皆さんが一緒に楽しくケアをしながら、お互い助け合い、元気になっていく。
そうした素晴らしい地域コミュニティのお手伺いを、
今回の活動を通じてさせていただけたことに感謝しています。
このような取り組みがさらに広がっていくことを願っています。
(おわり)
導眠整体らくしん館