美鈴が丘団地で学ぶ“夜間の目覚めとトイレ対策”講座レポート
2025.12.08
今回の活動は広島市佐伯区の”美鈴が丘団地”です
今回は広島市佐伯区の美鈴が丘団地で活動しました。
広島市中心部の広島バスセンターからバスで20~25分。
都心からほど近い美鈴が丘団地は、標高およそ100メートルの高台に位置し、
1978年から開発が進んだ約1万人規模の落ち着いたニュータウンです。
団地内には幼稚園に小中学校や高校をはじめ、
商店街、公民館、銀行、郵便局、公園、医院、スーパーマーケットなど、
生活に必要な施設がコンパクトにまとまっています。
今回は、広島市美鈴が丘公民館さんからご紹介いただき、
地元の地域活動サークルである NPO法人 悠々自在・美鈴カレッジ さんからお招きいただきました。
ちなみに美鈴が丘公民館は活動が非常に盛んで、公民館施設で定期的に活動する団体は50を超えます。
公民館主催のイベントも数多く開催されており、地域の中心的な役割を担っています。
さらに今年、文部科学省主催「令和7年・第77回優良公民館」として表彰され、
地域の学びと交流を支える誇りある拠点となっています。
そして今回の会場は、
美鈴カレッジさんが日頃から活動されている「ら・ふぃっとHOUSE」という地元の施設でした。
講座のテーマは 「夜間中途覚醒・トイレ対策」 です
不眠の悩みの中でも、特に高齢者の方から多いのが
「夜中に何度も目が覚めて、そのたびにトイレに行く」というもの。
今回はその悩みに応える内容で構成しました。
受講者は高齢者を中心に約30名。
そのうち3分の1以上が、実際に夜間中途覚醒やトイレで困っているとのことでした。
講座では、
まず「人間は夜間でも危険に備えるため、ある程度は目が覚めるようにできている」という
睡眠の基本をお伝えしました。
したがって、かりに夜中に1〜2回目が覚めても、
日中の生活に支障がなければ問題ないと、最近の睡眠専門家も指摘しています。
さらに夜間のトイレを減らすには、眠りの質を高めることが重要です。
覚醒作用・利尿作用のあるカフェインの不適切な摂取や、
就寝直前までテレビを見て光刺激で脳を興奮させてしまう習慣など、
眠りを妨げる要因についてもお話しし、日々の生活習慣を見直す大切さをお伝えしました。
今回は受講者が多く、
会場スペースの都合で大きな動きを伴う実習は難しかったため、
セルフケアはコンパクトに行いましたが、非常に好評で大いに盛り上がりました。
以上、今回は高齢者に多い「夜間中途覚醒・トイレ対策」をテーマにした講座でした。
睡眠の悩みは誰にでも起こり得るものですが、
正しい知識とちょっとした工夫で改善できることも多くあります。
今回の講座が、皆さまの快適な眠りの一助となれば幸いです。
(おわり)
導眠整体らくしん館


