宮島とのご縁が息づく町で―阿賀西町での眠りの健康講座
2025.11.13
呉市・阿賀西町での活動レポート
2025年11月13日
呉市社会福祉協議会さんを通じて、
呉市内のサロングループで「眠りの健康講座」を開催させていただきました。
今回訪問したのは、瀬戸内海に面した阿賀西町。
呉駅からJRで東へひと駅の阿賀駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
歴史ある港町・阿賀西町
阿賀西町は江戸時代以降、舟運を活かした物流の拠点として栄えた町で、
宮島・厳島神社との深いご縁があります。
毎年行われる宮島の管絃祭では、
阿賀から「お漕船(おこぎぶね)」が出て祭りを盛り上げています。
この「お漕船」は、江戸時代の元禄14年(1701年)、暴風で転覆しかけた厳島神社の御座船を、
当阿賀と江波(現・広島市中区)の漁民が協力して、
救助したことがきっかけで始まったと伝えられています。
それ以来、阿賀と江波から船が出され、
御座船を引く役割を担い、毎年「お漕舟」として厳島神社へ出向いています。
地域の歴史を感じる会場
今回の会場となった自治会館には、この地が舟運で栄えたことを物語る遺産があります。
江戸期の雁木(船荷の積み下ろしに使われた階段状の構造物)が保存されており、
世話役さんの説明をお伺いしながら、地域の歴史を身近に感じることができました。
講座の様子
約10名の皆さんにご参加いただき、和やかな雰囲気の中で「眠り」をテーマにしたお話と、
椅子に座ったままできるセルフケア体操を行いました。
伸びや深呼吸を通じて身体の緊張をほぐし、リラックスすることの大切さをお伝えしました。
地区のサロン活動ということで、高齢者の方が中心でしたが、
お互いによく知った仲間同士ということもあり、たいへん良い雰囲気でした。
私も楽しみながら進めることができ、充実した時間となりました。
眠りの質を高めることは、日々の健康づくりの土台です。
今回の講座が、地域の皆さまの快眠への一歩となれば幸いです。
(おわり)
導眠整体らくしん館


