5.なぜ”夜になると眠るのか”?

不眠よ!サヨナラ。整体で自然に熟眠とからだの不調改善を実現させる

広島市の導眠整体らくしん館のナガミです。(睡眠健康指導士)  

なぜ夜になったら、眠るようになっているの?-少し深堀りします

「夜になったら眠たくなるのだから、あたりまえのことを言うなよ」と

突っこみが入りそうですが、あえて解説します。

 

ところで、

眠りのメカニズムには大きく分けると、2つの作用があると言われています。

 

ひとつは「体内時計」、もうひとつは「恒常性」の問題です。

それぞれ分けてご説明します。

1.体内時計とは?

たとえばお昼の12時が近づくと、勝手にお腹がすいてくる。

“ハラ時計”なんてものがありますが、まさに体内時計の一種です。

 

朝になれば目が醒めて活動をして、夜になると勝手に眠くなって休息する。

そういった日々のリズムを時計の方に身体のなかに無意識に備わっているのです。

 

これを体内時計あるいは”概日リズム”とも言っています。

体内時計の時間周期は約25時間で動いているようで、現在の24時間とは

少しずれています。しかも体内時計の時間の情報は目から入る“光”が関与して

いるようで、とくに”太陽光”の影響が大きいと言われています。

 

朝、太陽光の光が目に入ると、時刻がリセットされて12から13時間は代謝が

高められます。その後暗くなるとメラトニンという物質が脳内に増えて、

休息つまり眠りのモードに入ってくるわけです。

 

体内時計が、日々うまくリセットしていれば

毎朝決まった時間に”目覚まし時計”なしで起きれるのは、このためなのです。

2.恒常性維持としての眠り

もうひとつは

”疲れたから眠る”という”恒常性維持”の機能です。

 

別の回で脳の機能を説明しましたが、

リンク:2.脳の健康を維持するためには

 

脳はスーパーコンピューター以上の機能を持っています。

しかし非常にデリケートで長時間の連続運転に弱いという欠点があります。

 

とくに16時間以上も覚醒し続けて脳を使うと、疲労が著しくなって

ボォーっとうまく働かなく頭がなってしまいますね。

 

そういった疲労を回復させるために“眠り”があるのです。

こちらも脳内の睡眠中枢に“アデノシン”という眠りに導く物資が出てきて

睡眠が誘発されることになるのです。

まとめ-眠りのメカニズムは2つ

2つの睡眠のメカニズムを再度まとめます

★体内時計(概日リズム)

夜になると眠くなる➡体内時計機構➡脳内の視交叉上核で昼と夜の信号光・メラトニン

 

★恒常性維持

疲れたから眠る➡恒常性維持機構(ホメオスタシス)➡睡眠中枢・睡眠物資

 

今回は眠りに関して、基礎的な事をご説明しました。

(おわり)

リンク:導眠整体らくしん館ホームページ↓↓↓

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※資料出典:日本睡眠教育機構

睡眠習慣セルフチェックノート(全日本病院出版会)ほか

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