初歩からの「整体入門」-やさしい野口整体勉強会(入門編③)-”気”のとらえ方

むずかしい野口整体をやさしく読み解きます

野口整体を勉強しようと、まずは「整体入門」の文庫本を手に取った”あなた”。

少し読むと「むずかしく、よくわからない」と半分投げ出しかけの”あなた”。

まったく初めての方、あるいは難しいと感じている方に、入門の段階からシリーズで

わかりやすく読み解いていきます。ごいっしょに野口整体を勉強していきましょう!

1.自己紹介-みなさまのご案内役をします

「整体入門」&”野口整体勉強会”をすすめるうえで”ご案内・ガイド役”の

根本改善整体らくしんかん・ナガミです。広島市で個人運営で整体と健康指導を行っています。

 

まったく個人の立場から、むずかしいと言われる野口整体を長年の研究をもとに”ゆっくり”

かみ砕いてご案内します。まったくの初歩の方にも、日々の生活や、これからの人生に

実践できたり、お役立てできるようにすすめていきますのでよろしくお願いいたします。

2.”気”ってな~に?

もしお手元に文庫本「整体入門」をお持ちの方がいらっしゃれば、

第2章”愉氣(ゆき)と愉氣法”のところになります(22~34ページ)。

 

前回の”シリーズ①”や、”野口晴哉(のぐちはるちか)先生の人物像”をご覧になれば

「野口整体」は、巷にある他の整体院と異なり”気”というものを大きな要素を占める一方

よくある気功治療による”気”とも異なっていることが少しご理解していただいたと思います。

 

「気」という観念は、私たちの生活において日常的にさらりと流している反面

突きとめていくと、非常に広範囲にもかかわらず奥深いところがあります。

 

さまざまな分野や立場の方から”気”の観念を説明されています。

しかし実体というものがないので、どうしても観念的で実証が難しく

いわば「言った者が勝ち!」という面もあります。

 

ここでは、それらを追っていくとキリがありませんし、この勉強会の目的でもありません。

したがって野口整体の整体を実践するときに、「気」はどういうふうに捉えるのかを

わたくし”ナガミ”が、みなさまに野口整体を理解をすすめるうえで理解しやすいように

すすめていきたいと思います。

 

3.「気」の迷路に入っていませんか?

「整体入門」の第2章のページを繰ると

”「気」は心ではない”というテーマに出っくわします。

 

ここで多くの方は

「どういうことだろうか?」と感じたのではないかと思います。

 

正直、私もそう思いましたし、

考えれば考えるほど”わからなくなります”

 

その時点で

「気の迷路」にハマり込んでしまったのかもしれません。

 

「気」には

天気、元気、熱気、人気、寒気、霊気、やる気、陽気、陰気、色気..

と数えきれないほど”気”のついた言葉を、私たちは何気なく使っています。

 

何気なく使って、私たちは「気」について突きとめるコトなんて、まず無いですね。

それどころか「気」には実体はないし、未だ完全正解ってものが無いのです。

今は、ある意味「仮説」で考えることになり、どれが正解かというのもわからないのです。

 

だから、どんどんわからなくなってしまうのです。

それが「気の迷路」にハマって行くようなものです。

明確な正解というか、出口なんてものがありませんので。

 

4.「気」は感じるものだけど..

ちなみに

・「気」は見えるということはないですよね(視覚)

・「気」にはニオイなんてありませんよね(嗅覚)

・「気」が聞こえたことなんてありますか?(聴覚)

・「気」を食べたことありますか?(味覚)

・「気」を触るってことできますか?(触覚)

 

以上、

”気”は、視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚の”五官”では確かめるのは

チョット無理があるかもしれませんね。

 

なかには物質的なモノとして、目に見えないレベルで研究されている方がいます。

放射線に似たようなモノや、エネルギー体として見ている方もいます。

熱とか、電気とかいった一面的な部分を持ったエネルギーでなく、もっと複雑なものとして見る。

 

その結果、人間をはじめ、生き物が”生きて”成長するのですね。

人間も、水75パーセント、タンパク質いくら、いろいろな元素でできていますが

そういった物質をかき集めても”生きた人間”にならないのは、自明の理ですよね。

 

植物も”種子”の状態から、芽がでて、枝葉が大きくなり、実もできてくる

”種子”からは似ても似つかない状態に大きく変化し成長しますね。

これも”気”のエネルギーがないと、生きて成長することはムリじゃないかと思います。

 

シリーズ①で「勢い」と”方向性”と”勢い”があると申しましたが

生物が生きていくうえで、物質以前の動きというかエネルギーが動いてくる。

これが勢いとなり、方向性として「気」を感じるのではないかと思うのです。

 

(参考リンク:野口整体勉強会・入門編①↓)

リンク:野口整体勉強会・入門編①

5.「気」は心ではない

「整体入門」には

“気は心ではない”と書かれています(22頁)。

これに少し触れていきましょう。

 

私たちの日常では、”心”の面から「気」を何気なくとらえているのでないでしょうか?

「あの人に気がある」「やる気がない」「気が散る」など

 

ちょっと挙げただけでも、

人間の”心”の動きと「気」は密接な関りがあるとしか思えないのです。

 

では“心(こころ)”とは何でしょうか?

 

”心臓”のこと?

確かにそうですが臓器そのものについては、

ココでは置いておきます。

 

人間が思っていること、考えるコト、感じていること..

なかには精神とか、魂や霊魂までという方もいます。

 

心理学を研究している方からすると

意識に思っていない無意識下にあるものも

”心”として捉えているかもしれません。

 

”心”は”気”とならんで、とらえ方が広いですね。

あまり考えすぎて、心の迷路に迷い込んでしまってはいませんか?

6.「気」と「心」の迷路から脱出する

”気”や“心”の迷路にご案成して、迷わせて申し訳ございません。

そろそろ救援にいかないと、ホントに遭難状態になりますので

迷路の出口をご案内します。

 

迷路の出口ですが、ちょっと難しくなるかもしれませんが

脱出のため大事なトコロなので、よく聴いてくださいね。

 

たしかに”気”は”心”の部分があるように見えるかもしれません。

それよりも大事なのは、心に浮かんだことが『勢いと方向性を持っていく状態』

これが”気”の状態ではないかと見ているのです。

 

ひとつだけ例をあげましょう。

この「野口整体勉強会のブログ」を書いている”私”の状態ですが、

ハッキリ言って!簡単に書けるものでありません。

 

まず

”ヤル気”にならなければなりません。

 

では”ヤル気”は..

まずは自分の心が、ブログを書くぞ!というモードになると同時に

目が輝き、思考がどんどん回って、それらが顔や体の表情に出てきます。

これが”気”の勢いと、その方向性が身体に出てきているのです。

 

さらに、ブログを書くために行動する。

これも”気”の働きです。その働きは”ブログを書く”という「気の方向性と勢い」なのです。

それでカタカタと文章を書いていっては、検討する行動になります。

 

そういう生命活動を行わせる”勢い”と”方向”が

「気」というものでもあるし、それを五官でなく、ただ感じるコトなのです。

 

長くなるので、ここでは説明はしませんが、

野口先生が指導する「潜在意識教育」も、この気と心のとらえ方がポイントになってきます。

7.「気」は感じる

「じゃぁ~”野口整体”は”気”で治すのか?」

という質問がでてきますが、前回の「野口晴哉先生の生い立ちと、お人柄」で説明しました

とおり野口整体は”治療を捨てた整体で、全生をまっとうするための「からだ育て」”が目的である

と説明しました。

 

(リンク:野口先生の生い立ちとお人柄を知りたい方はコチラ↓)

リンク:野口整体勉強会・入門編②-野口先生について

 

ほかでは”外気気功治療”といって「気を出して治す」ところがありますが、

野口整体では「気を出して治してやる」ということはありません。

 

”心”もとらえ方が広いです。

心に邪念と言うか、よからぬ先入観があると、

気の勢いが遮断されたり、ヘンなことにもなります。

 

そのために

心も”天真”な状態で、ポカンと空っぽにして

感覚を鋭敏にして、ただ”気”を感じれば良いのです。

 

だから、まずは

カラダもココロも真っ白にして、ただ感じるコトから

始めてほしいのです。

8.気の感じ方-少し訓練すると”わかります”

カラダもココロも真っ白にして

ただ何も考えずに、感じるままに”気”を感じろ!

 

そんなコトできるのか?

とお思いの方がいらっしゃると思います。

 

実は人間には

最初から、そういった能力が備わっているのです。

いちばん良い例が”赤ちゃんがいるお母さん”ですね。

 

誰にも教えられることなく

生まれたばかりの赤ちゃんのお乳をあげたり

おしめを取り替えて排泄させたり、寝かせたりと

 

マニュアルを見ながら

育児している人なんていませんね。

 

ただ赤ちゃんを感じて

”あ~いま、お腹がすいているんだ”とか

”おしっこがしたいんだ”とか

”からだに異状があるんだ”とか

 

頭で考えるよりも

さっと感じて出来ちゃうんですね。

 

これはお母さんの感覚が鋭くなって

赤ちゃんとの気の感応が機敏になって

感じとれるようになったものによります。

 

最近は文明が発達するあまり

こういった感覚が鈍くなって、気の感応も鈍くなっている

傾向が強くなっています。

 

しかし、ちょっとだけ気の感覚をとりもどす訓練をすれば

どんどん感覚が鋭くなって、気の感応性が良くなってきます。

 

”訓練”といえば堅苦しいかもしれませんが

ちょっとした”気”のゲームみたいなことも紹介します。

 

小さい子供さんから、お年寄りまで

簡単に楽しみながら、気の感応を高めていくことができて

お互いが気持ち良くなり、元気になってきます。

 

この実習は、当”根本改善整体らくしんかん”で

その方の状態にあわせて、マンツーマンでマイペースで行っています。

ちょっと実習すれば、ご自身の感覚がたかまり

ご家族や、ご友人を元気にさせるコトに非常に役立ちます。

 

次回は、その訓練法を少し紹介したいと思います。

どうぞご期待ください。

 

9.マイペースでできる!野口整体勉強会を受けられます

当根本改善整体らくしんかんでは

むずかしい”野口整体”を、まったくの初歩からマイペースで、

ゆっくり学ぶことができます。

 

マンツーマンあるいは、家族・友人単位の1~4名様までなので

ほかの人に気兼ねせずに、わかるまで勉強と実習することができます。

 

ご予約の際に、

あらかじめ”勉強したいテーマや範囲”をお知らせくださると、

集中的に行うなどのカスタマイズもできます。

 

初めての方には、実習として

①手あての愉氣法(ゆきほう)

②活元運動(かつげんうんどう)

2コースがあって選択もできます。

 

広島地区では

まったくの初歩から”野口整体を勉強する”機会がほとんど無いのが実情です。

ぜひ根本改善整体らくしんかん”やさしい野口整体勉強会”をご受講ください。

 

コースによって、料金と会場が異なりますので

詳細やご予約・お問い合わせは、以下のリンクからどうぞ!

リンク:やさしい野口整体勉強会・詳細ご案内

(おわり)

 

 

 

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