根本改善へのヒント&実践ー膝痛へ、足カカトの調整法②-

 

 

 

 

 

実際に写真のように足首をまわしていると、

足首のカカト付近が堅い、まわしにくいところがでてきます。

そのひとつが以下のところです。

 

 

 

 

 

 

 

(参考:骨格の略図です)

 

カカトの”距骨”と”踵骨”の継ぎ目あたり、

上の写真だと、ちょうど赤い線のラインです。

 

 

 

 

 

(黒く塗っているのは外くるぶし、赤いラインが目安になります)

 

わかりやすく言えば、

内くるぶし、外くるぶしの下を手の指で触ると

溝のようなものを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

(後ろからみたカカト)

 

この距骨と踵骨の間に異常があると、

溝がはっきり感じられない、埋まったようで堅い、ヌルっとした硬結がある。

外くるぶし、あるいは内くるぶしが異様に下がって尖ったような感じがする。

ヘタをすると、くるぶし下の骨が外側か内側か、いずれかが飛び出ている。

 

これらは、歩行など着地時や接地時の重心バランスが長年に亘って狂ったせいで、

カカト付近の足の骨組みも少しずつ狂った結果、かなりおかしくなっている可能性があります。

ただ、重心移動の癖は誰でも大なり小なりありますので、誰でも幾らかは狂います。

 

しかしながら土台の骨組みが極端に狂い出すと、その上にある脛の腓骨、脛骨も狂い

さらにその上にある膝も狂ってきて、膝の変形、膝痛の原因となってきます。

腰痛や、原因がはっきりわからない症状も意外にも、ココからでていることもあります。

 

今回ですが、膝の異常を感じようと、感じなくても

足のくるしぶ下の距骨と踵骨の接合部のラインを指で調べておくと良いと思います。

ミゾみたいなところにヌルっとしたコリを感じたら、軽くしごいて弾けばいいし、

指でやさしくさすってあげるといいです。

 

すぐに結果を出そうと焦らないでください。

日課だと思って、日々少しずつでも続けた方が良い結果がでます。

そういうことで、くれぐれも力づくでしないでください。逆効果になりかねませんので。

 

 

 

 

 

 

 

 

(ケアの例、赤いラインを、やさしく軽くしごくか、さすってあげる)

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、すぐには効果が出ないので、常日頃やっておくと足首は修正され、

カサカサになっていたカカトもキレイになります。

あとは、距骨と踵骨の接合面を意識して、ゆっくり大きく足首を回せばいいです。

 

こうすれば、カカトを構成している足組の骨の位置が修正され、

その上の、とくに腓骨の落ち込みが修正されて、膝も修正されてきます。

 

膝に”違和感”を感じたら、

まずは、土台を骨組みを構成している”カカト”から注目して、

マメにケアをしていきましょう。

(つづく)